解決できること
第三者の専門的視点から内部監査の品質を評価し、ステークホルダーの期待に応える高品質な内部監査機能への変革を支援します。
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Solution01
内部監査の客観的な実効性評価
IIA(内部監査人協会)の国際基準に準拠した体系的な評価により、内部監査機能の強み・弱みを客観的に把握。経営陣や監査役に対して内部監査の価値と改善点を明確に示すことができます。 -
Solution02
規制要件への適合性確保
上場企業に求められるコーポレートガバナンス・コードへの対応や、グローバル企業として必要な国際基準への準拠を確実に。外部評価による品質保証で、ステークホルダーからの信頼を獲得します。 -
Solution03
継続的改善の仕組み構築
一過性の評価に留まらず、継続的な品質向上のためのPDCAサイクルを確立。ベンチマーキングを通じた業界ベストプラクティスの導入により、内部監査機能の成熟度を着実に向上させます。
評価実績
多様な規模・業界の企業に対し、内部監査の品質評価を実施してきました。
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東証プライム上場企業
グローバル内部監査体制の外部品質評価実施 -
大手製造業
IIA基準への準拠性評価と改善ロードマップ策定 -
中堅サービス業
内部品質評価制度の構築と運用支援 -
IPO準備企業
上場審査に向けた内部監査体制の第三者評価
サービスの特徴
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Feature01
IIA認定評価者による国際水準の品質評価グローバル内部監査基準(GIAS)に精通し、豊富な評価経験を持つ専門家が評価を実施。グローバルベストプラクティスとの比較により、世界水準の内部監査機能構築を支援します。 -
Feature02
実務改善に直結する実践的な提言
形式的な評価報告に留まらず、具体的かつ実行可能な改善提言を提供。評価後の改善活動の伴走支援により、確実な品質向上を実現します。 -
Feature03
組織特性に応じたカスタマイズ評価
画一的な評価基準の適用ではなく、業界特性、企業規模、成熟度を考慮した評価を実施。現実的で無理のない改善計画により着実な成長を支援します。
サービス提供例
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Case01
外部品質評価(External Quality Assessment)
IIA基準で求められる5年ごとの外部品質評価を、独立した第三者として実施します。
▼評価スコープ
ガバナンス領域
・内部監査規程の適切性
・組織上の独立性と客観性
・取締役会・監査委員会との関係性
・内部監査部門長の役割と責任
プロセス領域
・リスク評価と監査計画策定プロセス
・監査の実施(計画・実査・報告)
・フォローアップと改善活動
・品質保証と改善プログラム
人的資源領域
・専門的能力と継続的な専門教育
・チーム構成とスキルバランス
・パフォーマンス管理とキャリア開発
・職業倫理と行動規範
▼評価手法
・文書レビュー:規程、マニュアル、監査調書の詳細分析
・インタビュー:経営陣、監査対象部門、内部監査スタッフへのヒアリング
・サーベイ:ステークホルダー満足度調査の実施
・ベンチマーキング:同業他社、グローバル基準との比較分析
▼成果物
・総合評価報告書(適合性レベルの判定)
・詳細評価結果(領域別・基準別の評価)
・改善提言書(優先順位付けされた改善項目)
・ベンチマーキングレポート(業界比較分析) -
Case02
内部品質評価支援(Internal Quality Assessment Support)
組織内で実施する継続的な品質評価の仕組み構築と運用を支援します。
▼構築支援内容
評価フレームワーク設計
・自己評価チェックリストの作成
・評価基準と評価尺度の設定
・評価プロセスとスケジュールの策定
・評価結果の報告体系構築
定期的モニタリング制度
・KPI(重要業績指標)の設定
・ダッシュボード構築
・定期レビュー会議の設計
・改善活動のトラッキング
継続的改善プログラム
・PDCAサイクルの確立
・ベストプラクティスの収集と共有
・ナレッジマネジメント体制
・イノベーション促進の仕組み
期待効果
・自律的な品質改善文化の醸成
・外部評価への事前準備
・品質の見える化による透明性向上
・継続的な成熟度向上 -
Case03
成熟度評価(Maturity Assessment)
内部監査機能の成熟度を5段階モデルで評価し、段階的な成長戦略を策定します。
▼成熟度レベル
1.初期段階(Initial):場当たり的、属人的な監査
2.発展段階(Developing):基本的なプロセスの確立
3.確立段階(Established):標準化された監査プロセス
4.統合段階(Integrated):リスクベース監査の実践
5.最適化段階(Optimized):継続的改善と価値創造
▼評価領域(12カテゴリー)
・戦略とビジョン
・ガバナンス構造
・リスク管理
・監査計画
・監査実施
・報告とコミュニケーション
・フォローアップ
・人材管理
・テクノロジー活用
・ステークホルダー管理
・品質保証
・イノベーション
▼提供価値
・現在位置の明確化(成熟度スコアカード)
・目標レベルの設定(ベンチマーク比較)
・ギャップ分析(改善必要領域の特定)
・成長ロードマップ(段階的改善計画) -
Case04
特定領域評価
特定の課題や領域に焦点を当てた深度ある評価を実施します。
▼評価可能な領域
IT監査機能評価
・IT監査体制の適切性
・サイバーセキュリティ監査能力
・システム開発監査の実効性
・データアナリティクス活用度
グループ監査体制評価
・グローバル監査体制の統合度
・海外子会社監査の実効性
・地域統括機能の有効性
・グループ監査基準の浸透度
不正対応能力評価
・不正リスク評価プロセス
・不正検知能力
・調査体制と手法
・再発防止の仕組み
アジャイル監査評価
・監査の機動性と柔軟性
・スプリント型監査の実践度
・デジタルツール活用
・コラボレーション文化 -
Case05
ステークホルダー満足度評価
内部監査に対する期待と満足度を測定し、価値向上策を提案します。
▼評価対象
・取締役会・監査委員会
・経営陣(CEO、CFO、CRO等)
・監査対象部門(事業部門、管理部門)
・外部監査人(監査法人)
・規制当局(該当する場合)
▼評価項目
・監査計画の適切性
・監査報告の有用性
・提言の実践性
・コミュニケーションの質
・専門性と信頼性
・付加価値の提供
▼分析と改善提案
・ギャップ分析(期待と現実の乖離)
・満足度スコアの要因分析
・ステークホルダー別改善策
・コミュニケーション戦略の再設計 -
Case06
ベンチマーキングサービス
業界や規模別のベストプラクティスと比較評価を実施します。
▼比較分析項目
・組織構造とレポーティングライン
・予算規模と人員配置
・監査カバレッジと頻度
・テクノロジー投資と活用度
・スキルセットと教育投資
・KPIと成果指標
▼提供情報
・業界平均との比較
・トップパフォーマーの特徴
・改善機会の特定
・投資優先順位の提案
サービス提供の流れ
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Flow01
事前準備(2週間)
評価スコープの確定、必要資料のリスト化、関係者への説明会実施 -
Flow02
予備調査(1週間)
文書レビュー、現状把握、評価計画の詳細化 -
Flow03
本評価実施(3〜4週間)
インタビュー、監査調書レビュー、プロセス観察、サーベイ実施 -
Flow04
分析・評価(2週間)
収集情報の分析、ベンチマーキング、評価結果のとりまとめ -
Flow05
報告・改善提言(1週間)
評価報告書の作成、改善提言の策定、経営層への報告会実施 -
Flow06
フォローアップ(3〜6か月後)
改善活動の進捗確認、追加支援の提供

佐藤 眞 Makoto Sato
経歴
元金融庁監督局特別検査官(2014年4月~2019年3月)で、金融庁、大手金融機関及び大手監査法人等での幅広い勤務経験を有する。
過去に主要行等、外国銀行・外国証券、地方銀行、仮想通貨交換業者など幅広い金融機関のオンサイトおよびオフサイトのモニタリングに従事した経験を有する。近年は、銀行、証券等の金融機関、仮想通貨交換業者に対する内部管理、内部監査、リスク管理及び当局対応支援などのアドバイザリー業務に従事。
資格
公認内部監査人(CIA)

本田 陽一 Yoichi Honda
経歴
PwCあらた有限責任監査法人(現PwC Japan有限責任監査法人)、暗号資産交換業、コンサルティング会社で15年以上にわたり、ガバナンス・リスク管理・コンプライアンスに関するアドバイザリーに従事。
メガバンクグループを始めとした大手金融グループ等に多数のアドバイザリーサービスをプロジェクトマネージャーとして提供した経験を有する。
専門領域はEmbedded Finance、暗号資産交換業、金融規制、リスク管理、金融工学、IT企画など多岐にわたる。
近年は、FinTech等における内部監査、及び新規事業の体制構築・プロジェクトマネジメント等の支援に多数従事。
資格
なし

小田切 洋介 Yosuke Odagiri
経歴
PwCあらた有限責任監査法人(現PwC Japan有限責任監査法人)にてJSOXやISMAPなどの制度対応や、セキュリティやシステムリスクなどITリスク管理に関するアドバイザリーに従事。
ISMAP等のグローバル/ローカルのデジタルレギュレーションに精通。
AWS/ DevOpsなどのクラウドベースの先端のシステム環境におけるシステム監査経験を有する。
金融機関やクラウドベンダーなど、幅広いクライアントへの業務実施経験を有する。
AIを活用したシステムを提供するX-Regulationの代表。
資格
公認情報システム監査人(CISA)

齊藤 智徳 Tomonori Saito
経歴
金融庁及び大手監査法人等にて、15年以上にわたり、金融規制対応、ガバナンス・リスク管理に係るアドバイザリー及び関連業務に従事。
国内外の金融機関、FinTech事業者、決済サービス事業者、公的機関などに対し、金融規制対応(資金決済法、銀行法、割賦販売法等)、リスク管理体制の構築や内部監査等のサービスを提供。近年では、規制対応の一環として、金融サービスの新規開発や当局への登録等に関する支援も提供。
金融規制対応、内部監査、リスク管理態勢構築のコンサルティング/アドバイザリーに豊富な経験を有する。
資格
公認内部監査人(CIA)
公認AMLスペシャリスト(CAMS)
個人情報保護士

江成 秀午 Shugo Enari
経歴
大手監査法人にて金融機関向けのシステムリスクやサイバーセキュリティアドバイザリー、大規模プロジェクトマネジメントに関するアドバイザリー等、多数従事。
その後、大手損保の持株会社にてグループ全体のサイバーセキュリティの統括リードや、損保事業会社における大規模プロジェクトのガバナンス構築運用に従事。また、DX活動におけるセキュリティ対策やAIなどのデジタルリスクマネジメントの整備等も務める。
外資系コンサルティング会社および監査法人系コンサルティング会社では、DX戦略の実現に資するリスクマネジメントサービスの立ち上げや、金融機関向けのオペレーショナル・レジリエンス、AIガバナンス、サイバーセキュリティ、TPRM、大規模プロジェクトマネジメント支援などデジタルガバナンス・リスクに関するサービスを担当。
現在、株式会社フロンティアにおいて、金融機関をはじめ様々な業種のお客様に向けたデジタルガバナンス・リスクに関する整備・実行サービスのリードを務める。
資格
公認情報システム監査人(ISACA)
プロジェクトマネージャ(IPA)
システム監査技術者(IPA)

柴田 裕 Yutaka Shibata
経歴
都銀系システム開発子会社を経て、有限責任あずさ監査法人で17年にわたり、IT監査およびシステムリスク、セキュリティに係るアドバイザリーに従事。
地方銀行やネット銀行を始めとした国内金融機関、システム共同センターに対するアドバイザリー業務や、クラウドベンダーに対するISMAP情報セキュリティ監査において豊富な経験を有する。
資格
システム監査技術者
公認情報システム監査人(CISA)
公認情報セキュリティ監査人(CAIS)

土田 浩之 Hiroyuki Tsuchida
経歴
PwCあらた有限責任監査法人(現PwC Japan有限責任監査法人)、コンサルティング会社、テック企業等で15年以上にわたりグローバルの内部監査や経営管理業務等に従事。
主にグローバルの製造業、ITサービス業、公的機関等のクライアントを中心に、アジアや米欧諸国等15か国以上で海外子会社の内部監査コソーシング/アウトソーシング等を提供した経験を有する。
その後、日米中で事業展開するテック系ユニコーン企業において、内部監査部門長として、グローバルの内部監査・リスクマネジメント・コンプライアンス・セキュリティ等の体制をハンズオンで構築。
米国シリコンバレー子会社のFront-IA Innovations, Inc.の代表。
資格
公認内部監査人(CIA)
公認情報システム監査人(CISA)
公認不正検査士(CFE)
中小企業診断士

武田 智行 Toshiyuki Takeda
経歴
PwCあらた有限責任監査法人(現PwC Japan有限責任監査法人)で、三菱UFJ信託銀行株式会社、エーオンヒューイットジャパン株式会社、アイシン精機株式会社での勤務を経て現職。
注力分野は、コーポレートガバナンス、役員報酬・報酬委員会、内部監査を含む企業法務全般、人材・タレントマネジメント、信託、歴史的建築物の保存等。
御園総合法律事務所パートナー弁護士
ライズ・コンサルティング・グループ社外取締役
早稲田大学紛争交渉研究所 招聘研究員
資格
弁護士

正田 洋平 Yohei Shoda
経歴
PwCあらた有限責任監査法人(現PwC Japan有限責任監査法人)及びコンサルティング会社等で約15年以上にわたり、ガバナンス・リスク管理・コンプライアンスに係るアドバイザリーに従事。
プロジェクトマネージャーとしてメガバンクを始めとした国内外の主要金融機関、政府系金融機関、公的機関、事業会社など幅広いクライアントにアドバイザリー業務を提供した経験を有する。
内部監査・システム監査のコンサルティング/アドバイザリーに豊富な経験を有する。
資格
公認内部監査人(CIA)
公認情報システム監査人(CISA)
公認不正検査士(CFE)
CSM(Certified ScrumMaster)