解決できること
経営環境の不確実性が高まる中、リスクを体系的に管理し、危機を機会に変える強靭な経営基盤を構築します。
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Solution01
全社的リスクの可視化と一元管理
組織内に散在するリスク情報を統合し、全社的なリスクマップを構築。経営層がリスクの全体像を把握し、適切な意思決定を行うための基盤を整備します。リスクの相互関連性も考慮した包括的な管理を実現します。 -
Solution02
リスクアペタイトに基づく戦略的リスク管理
単なる防御的なリスク管理から脱却し、企業の成長戦略と整合したリスクテイクを支援。リスクアペタイトフレームワークの構築により、取るべきリスクと回避すべきリスクを明確化し、競争優位性を確立します。 -
Solution03
危機対応力の強化と事業継続性の確保
平時のリスク管理と有事の危機管理を統合的に設計。インシデント発生時の初動対応から事業継続計画(BCP)まで、レジリエントな組織体制を構築し、ステークホルダーからの信頼を獲得します。
サービスの特徴
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Feature01
実践的なリスク管理の専門性
事業会社でのリスク管理実務経験と、監査法人での豊富なアドバイザリー経験を融合。理論だけでなく、現場で機能する実効性あるリスク管理態勢を構築します。 -
Feature02
経営戦略と一体化したリスク管理
リスク管理を制約ではなく、価値創造の手段として位置づけ。経営計画策定プロセスと連動したリスク管理により、攻めと守りのバランスを最適化します。 -
Feature03
デジタル技術を活用した先進的アプローチ
リスクダッシュボード、予測分析、自動モニタリングなど、最新技術を活用してリスク管理を高度化。効率性と実効性を両立した次世代型リスク管理を実現します。
サービス内容
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Component01
全社的リスクマネジメント(ERM)構築支援リスク管理フレームワークに基づく統合的なリスク管理体制を構築します。
▼構築ステップ
現状診断とギャップ分析
・既存のリスク管理活動の棚卸し
・成熟度評価とベンチマーキング
・改善機会の特定と優先順位付け
リスク管理方針・体制設計
・リスク管理基本方針の策定
・組織体制とガバナンス構造の設計
・役割・責任(3線防御)の明確化
・リスク委員会の設置と運営設計
リスク識別・評価プロセス構築
・リスクカテゴリーの体系化
・リスク評価基準の設定(影響度・発生可能性)
・リスクアセスメント手法の標準化
・全社リスクマップの作成
リスク対応戦略の策定
・リスク選好とリスク許容度の設定
・リスク対応オプションの選択(受容・低減・移転・回避)
・アクションプランの策定と実行管理
・残余リスクの評価と承認プロセス
期待成果
・リスクの全社的な可視化と共通認識の形成
・リスクベースの意思決定プロセスの確立
・規制要件への準拠と説明責任の履行
・企業価値向上への貢献 -
Component02
重要リスク別管理態勢構築
企業が直面する主要なリスクカテゴリーごとに、専門的な管理態勢を構築します。
▼オペレーショナルリスク管理
・プロセスリスクの識別と評価
・内部統制の設計と有効性評価
・インシデント管理とデータベース構築
・業務継続計画(BCP)との連携
▼コンプライアンスリスク管理
・法規制マッピングと影響評価
・コンプライアンスプログラムの設計
・モニタリングと違反検知の仕組み
・内部通報制度の構築・運用
▼サイバーセキュリティリスク管理
・サイバーリスク評価とシナリオ分析
・セキュリティ態勢の成熟度評価
・インシデントレスポンス体制構築
・サイバーレジリエンス強化
▼サプライチェーンリスク管理
・サプライヤーリスク評価
・調達先の多様化戦略
・供給途絶シナリオ対応
・ESGリスクの統合
▼レピュテーションリスク管理
・ステークホルダー影響分析
・ソーシャルメディアモニタリング
・危機時コミュニケーション戦略
・ブランド価値保護施策 -
Component03
リスク文化醸成・浸透支援
リスクマネジメントを企業文化として定着させます。
▼リスク文化醸成プログラム
トーンアットザトップ
・経営層のコミットメント強化
・リスク管理メッセージの発信
・リスク対話の促進
教育・啓発活動
・階層別リスク管理研修
・リスク意識向上キャンペーン
・ケーススタディとシミュレーション
・eラーニングプログラム
インセンティブ設計
・リスク管理KPIの人事評価への組み込み
・リスク管理優良事例の表彰
・部門別リスク管理成熟度評価
コミュニケーション強化
・リスク情報共有プラットフォーム
・リスク委員会の活性化
・部門横断的なリスク対話 -
Component04
危機管理体制構築支援
平時の備えから有事対応まで、包括的な危機管理体制を構築します。
▼危機管理プログラム要素
危機管理体制設計
・危機管理組織と指揮命令系統
・危機レベル判定基準
・対策本部設置・運営要領
・意思決定プロセスと権限委譲
危機対応計画策定
・シナリオベースの対応計画
・初動対応チェックリスト
・ステークホルダー別対応方針
・事業継続計画(BCP)との連携
危機対応能力強化
・危機対応訓練・演習
・メディアトレーニング
・シミュレーション演習
・改善点の抽出と対策
事後対応・復旧計画
・事業復旧優先順位
・リソース確保計画
・ステークホルダー信頼回復
・再発防止策の策定 -
Component05
リスク管理デジタル化支援
テクノロジーを活用してリスク管理を高度化します。
▼デジタルソリューション
統合リスク管理システム(GRC)
・リスクレジスター
・リスクアセスメント自動化
・ワークフロー管理
・レポーティング機能
リスクダッシュボード
・リアルタイムリスク指標
・ヒートマップ可視化
・トレンド分析
・予測アラート
サービス提供の流れ
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Flow01
現状診断(3〜4週間)リスク管理の現状評価、ステークホルダーインタビュー、ギャップ分析実施 -
Flow02
基本設計(4〜6週間)
リスク管理方針策定、体制設計、プロセス設計、必要なツール・システム要件定義 -
Flow03
詳細設計・構築(2〜3か月)
各種規程・マニュアル作成、リスク評価実施、システム導入、教育プログラム開発 -
Flow04
導入・展開(3〜6か月)
パイロット運用、全社展開、教育研修実施、運用定着化支援 -
Flow05
評価・改善(継続的)
運用状況モニタリング、有効性評価、継続的改善支援

佐藤 眞 Makoto Sato
経歴
元金融庁監督局特別検査官(2014年4月~2019年3月)で、金融庁、大手金融機関及び大手監査法人等での幅広い勤務経験を有する。
過去に主要行等、外国銀行・外国証券、地方銀行、仮想通貨交換業者など幅広い金融機関のオンサイトおよびオフサイトのモニタリングに従事した経験を有する。近年は、銀行、証券等の金融機関、仮想通貨交換業者に対する内部管理、内部監査、リスク管理及び当局対応支援などのアドバイザリー業務に従事。
資格
公認内部監査人(CIA)

本田 陽一 Yoichi Honda
経歴
PwCあらた有限責任監査法人(現PwC Japan有限責任監査法人)、暗号資産交換業、コンサルティング会社で15年以上にわたり、ガバナンス・リスク管理・コンプライアンスに関するアドバイザリーに従事。
メガバンクグループを始めとした大手金融グループ等に多数のアドバイザリーサービスをプロジェクトマネージャーとして提供した経験を有する。
専門領域はEmbedded Finance、暗号資産交換業、金融規制、リスク管理、金融工学、IT企画など多岐にわたる。
近年は、FinTech等における内部監査、及び新規事業の体制構築・プロジェクトマネジメント等の支援に多数従事。
資格
なし

小田切 洋介 Yosuke Odagiri
経歴
PwCあらた有限責任監査法人(現PwC Japan有限責任監査法人)にてJSOXやISMAPなどの制度対応や、セキュリティやシステムリスクなどITリスク管理に関するアドバイザリーに従事。
ISMAP等のグローバル/ローカルのデジタルレギュレーションに精通。
AWS/ DevOpsなどのクラウドベースの先端のシステム環境におけるシステム監査経験を有する。
金融機関やクラウドベンダーなど、幅広いクライアントへの業務実施経験を有する。
AIを活用したシステムを提供するX-Regulationの代表。
資格
公認情報システム監査人(CISA)

齊藤 智徳 Tomonori Saito
経歴
金融庁及び大手監査法人等にて、15年以上にわたり、金融規制対応、ガバナンス・リスク管理に係るアドバイザリー及び関連業務に従事。
国内外の金融機関、FinTech事業者、決済サービス事業者、公的機関などに対し、金融規制対応(資金決済法、銀行法、割賦販売法等)、リスク管理体制の構築や内部監査等のサービスを提供。近年では、規制対応の一環として、金融サービスの新規開発や当局への登録等に関する支援も提供。
金融規制対応、内部監査、リスク管理態勢構築のコンサルティング/アドバイザリーに豊富な経験を有する。
資格
公認内部監査人(CIA)
公認AMLスペシャリスト(CAMS)
個人情報保護士

江成 秀午 Shugo Enari
経歴
大手監査法人にて金融機関向けのシステムリスクやサイバーセキュリティアドバイザリー、大規模プロジェクトマネジメントに関するアドバイザリー等、多数従事。
その後、大手損保の持株会社にてグループ全体のサイバーセキュリティの統括リードや、損保事業会社における大規模プロジェクトのガバナンス構築運用に従事。また、DX活動におけるセキュリティ対策やAIなどのデジタルリスクマネジメントの整備等も務める。
外資系コンサルティング会社および監査法人系コンサルティング会社では、DX戦略の実現に資するリスクマネジメントサービスの立ち上げや、金融機関向けのオペレーショナル・レジリエンス、AIガバナンス、サイバーセキュリティ、TPRM、大規模プロジェクトマネジメント支援などデジタルガバナンス・リスクに関するサービスを担当。
現在、株式会社フロンティアにおいて、金融機関をはじめ様々な業種のお客様に向けたデジタルガバナンス・リスクに関する整備・実行サービスのリードを務める。
資格
公認情報システム監査人(ISACA)
プロジェクトマネージャ(IPA)
システム監査技術者(IPA)

柴田 裕 Yutaka Shibata
経歴
都銀系システム開発子会社を経て、有限責任あずさ監査法人で17年にわたり、IT監査およびシステムリスク、セキュリティに係るアドバイザリーに従事。
地方銀行やネット銀行を始めとした国内金融機関、システム共同センターに対するアドバイザリー業務や、クラウドベンダーに対するISMAP情報セキュリティ監査において豊富な経験を有する。
資格
システム監査技術者
公認情報システム監査人(CISA)
公認情報セキュリティ監査人(CAIS)

土田 浩之 Hiroyuki Tsuchida
経歴
PwCあらた有限責任監査法人(現PwC Japan有限責任監査法人)、コンサルティング会社、テック企業等で15年以上にわたりグローバルの内部監査や経営管理業務等に従事。
主にグローバルの製造業、ITサービス業、公的機関等のクライアントを中心に、アジアや米欧諸国等15か国以上で海外子会社の内部監査コソーシング/アウトソーシング等を提供した経験を有する。
その後、日米中で事業展開するテック系ユニコーン企業において、内部監査部門長として、グローバルの内部監査・リスクマネジメント・コンプライアンス・セキュリティ等の体制をハンズオンで構築。
米国シリコンバレー子会社のFront-IA Innovations, Inc.の代表。
資格
公認内部監査人(CIA)
公認情報システム監査人(CISA)
公認不正検査士(CFE)
中小企業診断士

武田 智行 Toshiyuki Takeda
経歴
PwCあらた有限責任監査法人(現PwC Japan有限責任監査法人)で、三菱UFJ信託銀行株式会社、エーオンヒューイットジャパン株式会社、アイシン精機株式会社での勤務を経て現職。
注力分野は、コーポレートガバナンス、役員報酬・報酬委員会、内部監査を含む企業法務全般、人材・タレントマネジメント、信託、歴史的建築物の保存等。
御園総合法律事務所パートナー弁護士
ライズ・コンサルティング・グループ社外取締役
早稲田大学紛争交渉研究所 招聘研究員
資格
弁護士

正田 洋平 Yohei Shoda
経歴
PwCあらた有限責任監査法人(現PwC Japan有限責任監査法人)及びコンサルティング会社等で約15年以上にわたり、ガバナンス・リスク管理・コンプライアンスに係るアドバイザリーに従事。
プロジェクトマネージャーとしてメガバンクを始めとした国内外の主要金融機関、政府系金融機関、公的機関、事業会社など幅広いクライアントにアドバイザリー業務を提供した経験を有する。
内部監査・システム監査のコンサルティング/アドバイザリーに豊富な経験を有する。
資格
公認内部監査人(CIA)
公認情報システム監査人(CISA)
公認不正検査士(CFE)
CSM(Certified ScrumMaster)